高けいは酒を飲みながら涼州の話をする怪しい男たちを捕らえ、長安での行動を聞き出そうとする。一方、独孤伽羅から皇帝の身辺に気を払うよう忠告された皇后は、侍従が皇帝の食べ物に毒を盛っている様子を目撃し、それを問い詰めようとするが…。

楊堅は隠密隊を率い長安付近に軍営を構えた李文貴と厳統領を捕らえ、宇文護が謀反を企んでいることを白状させる。一方、みずからに死が迫っていることを悟った皇帝は朝議を開き、宇文ようを皇位継承者に指名する。そこへ宇文護が現れて…。

皇帝に即位することを決意した宇文ようは、宇文護に対し取り入るかのような態度を取り続ける。一方、宇文護は屋敷に楊忠ら重臣を招く。そこで宇文護は楊忠の言葉尻をことごとくとらえ、場の空気が不穏になるも高賓と尉遅迥が必死に宇文護をなだめる。

覚悟を決め宇文ようは皇帝に即位するが、権勢の絶頂期を迎えた宇文護に朝廷を牛耳られてしまう。そんな中、楊家の門客、張剣は蕭左を通じ宇文護に楊家の情報を流していた。そのことに気づいた独孤伽羅はそれを逆手に取る策を思いつき…。

楊忠は宇文護の間者だった張剣を楊家から追い出す。宇文護に楊家の情報を流している宇文珠は、張剣の一件を知り怯えるが…。その頃、突厥が周に侵攻してくる。皇帝は宇文護に押し切られる形で皇后阿史那頌の祖国突厥の討伐を許可することとなり…。

突厥との戦に臨んだ楊堅は阿史那てんけつを生け捕りにする。宇文護は捕らえた阿史那てんけつを利用し突厥を脅そうと思案していた。そのもくろみを悟った独孤伽羅は、周と突厥のさらなる関係悪化を防ぐため阿史那てんけつを解放した方が得策だと考え…。

宇文護は斉から周を守るという名目により地方で徴兵と鉄器の没収を行い、長安を囲むように兵を配していく。着々とさん奪準備を進める宇文護の動きを察した独孤伽羅と楊堅は虞州に赴き、徐卓に協力を求める。その頃から楊忠の体調に異変が現れ…。

宇文護は長安を無防備にするため、楊堅に大軍を率い斉を攻めるよう命じる。宇文護の狙いを察した独孤伽羅は皇后の書信を携え突厥に向かい、阿史那てんけつに助力を乞う。一方、楊堅は軍営に潜んでいた宇文護の間者たちを捕らえ、偽の情報を伝えさせる。

謀反に失敗した宇文護は、これまでに犯した罪の責めを負い公開処刑される。独孤家の汚名もそそがれ独孤伽羅の復讐は完結する。皇帝は宇文護の排除にあたり奮闘した臣下に論功行賞を与え、国の建て直しを図るために仏教を禁ずる方針を表明し…。

周囲に理解者がいないことを嘆いていた皇帝は楊素の進言を聞き入れ、趙越を太卜として登用する。そんな中、大軍を率い出征するよう勅命が下った楊堅は出征し、斉の城を次々と攻め落とす。天下統一を目指す皇帝は、さらなる進攻を命じようとするが…。

独孤伽羅が皇帝に乱暴されかけたことを知った楊堅は、文昌殿に押し入り皇帝と取っ組み合いになる。高けいと独孤伽羅が間に入ることでその場は収まり楊堅も不問に処されるが、皇帝は斉への征伐戦で楊堅に少数の先鋒隊による城攻めと、ろう城を命じる。

晋城に陣取った楊堅は斉軍に包囲されるが、独孤伽羅が連れてきた援軍と合流し包囲網の突破に成功する。そして楊堅は苦戦を強いられていた皇帝を助けに行き、共にぎょう城を攻め落とす。凱旋後、皇帝は最も大きな功を立てた楊堅に褒美を与えるが…。

総官として定州に赴任した楊堅は荒れた土壌を整備し民に農地を与え、独孤伽羅は徐卓の力を借りつつ紡績業を発展させることで民の暮らしを豊かにする。一方、長安では皇帝が仏教を禁じたことで僧侶が行き場を失い、国全体が混乱していく。

ユエンラーは九州出張の仕事にかこつけて、アンアンの人探しを手伝う。ある夜、日本酒に酔って前後不覚になったアンアンから抱きつかれユエンラーは……。そのころハオは、社内の部下からユエンラーに恋愛感情があると思われていると知り愕然とする。さらにローサは、ハオのために二人の仲を取り持つと宣言するのだった。

早朝ジョギングの待ち合わせに現れないハオに腹を立てていたローサは、ハオが自宅で倒れているのを見つけて慌てて助ける。一方、日本での数日間ずっとアンアンに付き添っているユエンラーだが、二人の関係は曖昧なまま。ある日、ユエンラーの発案で二人は「７つのハート探し」を始める。その行為にはとあるジンクスがあり……。

ユエンラーがなびかない腹いせに、浪（ラン）ライブに何も告げないまま競合他社へ移籍したシンディ。それを皮切りに他にも移籍するストリーマーが続出する。しかしユエンラーは、浪ライブのそんな異変にも朗らかな態度を崩さない。ユエンラーの優しさと本音を見せない距離感に、アンアンは彼の気持ちが見極められず思い悩む。

実はユエンラー自身もアンアンとの関係に悩み、ある日ハオに相談する。一方、浪ライブからU＆MEに移籍したストリーマーの中にはレイアやタンクもいた。アンアンは、まずレイアたちの話を聞こうと試みるが、そこに現れたシンディにきつい言葉を浴びせられる。そのころ浪ライブには、アンアンに大きな仕事が舞い込んでいた。

新しいプラットフォームでの配信で失敗してしまったシンディ。一方、マリーたち浪ライブのスタッフは流出したストリーマーの人手不足を補うため、残業続きの日々を送っていた。ユエンラーはそんな社員を労おうと、ある日パーティーを開く。そこには、アンアンの説得で浪（ラン）ライブに戻ったレイアの姿もあった。

ハオの家でバーベキューを楽しむ浪ライブの同僚たち。レイアは酔い潰れたみんなの顔に落書きしてSNSにアップ。元同僚の楽しそうな様子を見たシンディは……。一方、後片付けをするハオとローサは、お互いの家庭環境を知り心理的な距離を縮める。ローサたちに背中を押されたアンアンは、もう一度ユエンラーに向き合うことを決意。

アンアンとユエンラーの仲をもどかしく思うローサは、ハオやタンクを巻き込み「CEOの気を引こう作戦」を試みる。その一環でユエンラーの自宅で料理を振舞うことになったアンアンだが、そこに突然ユエンラーの母が現れる。しかしアンアンと話したがる母から引き離そうとするユエンラー。そこにはつらい理由が隠されていた……。

間もなく誕生日を迎えるユエンラーのために、浪（ラン）ライブのスタッフはそれぞれの思惑を胸に内緒でパーティーを企画する。アンアンはユエンラーの母にアドバイスを求めようとするが、ハオから反対されてしまう。ユエンラー親子の不仲は感じ取っていたアンアンだが、ある日ユエンラーの母に偶然再会し、仲をとり持てないかと考える。

アンアンの誕生日サプライズを喜ぶユエンラー。そこにマリーやサイモン、ケーキを持ってきたジアバオの母たちも加わり、ユエンラーの誕生日を祝う。やがてユエンラーの母も現れるが、そこに居合わせたある人物を見た途端、彼女は我を失ってしまう。それは過去、彼女とユエンラーが家族を失う原因となった人だった。

自分を裏切った夫によく似たユエンラーに、長年愛憎をぶつけてきた母。ユエンラーはそんな母を避けることをやめ、傷ついた母を受け入れる。そしてユエンラーは、ようやくアンアンの気持ちとも向き合えるようになるのだった。一方、浪ライブに戻ったシンディは、いがみ合ってきたレイアとコラボすることになり……。

カップルになったアンアンとユエンラーは、同僚にも公表し幸せ真っ只中。一方、ローサの雑誌も売れ行き好調で、なんと韓国の有名映画監督からもお声がかかる。しかしその帰り道、ハオが女性と抱き合うシーンを目撃して動揺するローサ。同じ日、ユエンラーもハオから香水の匂いを嗅ぎ取り、相手を知ろうと詰め寄るが……。

ハオの昔の恋人から「別れの原因はあなたのせい」と聞かされたユエンラーは、責任を感じてハオを避けてしまう。そんなある日、ハオは机の上に辞表を残したまま連絡がつかなくなる。ハオへの思いを自覚したローサも行方を心配し、唯一の心当たりである昔の恋人の元へ向かうが……。

ハオの行方が気になるユエンラーは、アンアンと一緒にいても心ここにあらず。シンディはストリーミングを生かしたアイデアを思い立ち、見事ハオの居場所を突き止める。しかし、ハオを探しに向かったサイモンが事故に遭ってしまい……。一方、ローサはハオのために韓国行きをやめようとするが、ハオはローサの告白を拒絶する。

映画出演の夢を諦め、韓国行きをドタキャンしたローサ。一方、サイモンのお見舞いに行ったマリーたちは、病室でサイモンの彼女に会い、彼のとんでもない尻拭いをさせられる羽目になり……。さらに副社長ハオの辞職をきっかけに、アンアンがイメージキャラクターを務める予定のイベント企画が暗礁に乗り上げる。

美食イベントに協賛予定だった企業が次々に不参加となり、交渉に奔走するユエンラー。なかなか状況を打開できないユエンラーを目の当たりにし、マリーたちの信頼はゆらぎかける。しかしハオだけはユエンラーを信じて疑わなかった。一方、シンディをかばったレイアが火傷をおってから、お互いの気持ちに変化が生じていた。

持ち前のアイデア力を駆使して、絶体絶命の危機を乗り切ろうとするユエンラーに、同僚たちも全力で協力する。そして、当初とはまったく別のスタイルになったイベントは大成功を収めた。共に苦難を乗り越え、さらに絆が深まった浪（ラン）ライブのメンバーは、それぞれのパートナーと未来に足を踏み出す。

昭州に里帰り中の身重の雍帝の寵妃・景（けい）妃が刺客に襲われ、息子・景辞（けいじ）を産み落として亡くなる。その後、親戚の昭（しょう）王に引き取られた景辞は、景妃に仕えた知夏（ちか）が復讐のために原（げん）夫人のまだ赤子の娘をさらってきて殺そうとするのを止めると、風眠晩（ふうみんばん）と名付け自分の従者にした。それから18年、紀と昭州に政略結婚の話が持ち上がり…。